2013年10月26日土曜日

NO19 「リーダーシップ・マスター」出版記念セミナー参加者からの感想文

先日の「リーダーシップ・マスター」セミナーに参加された方から、読書感想文が届きました!Chapter11は著名なジェームズ・クーゼスの章です。私も気に入っている章の一つです。

 (感想文)
 
私は「Chapter 11 リーダーシップはリレーションシップ」の章にとても共感した。
この章ではリーダーに必要な要素として以前の3点を述べている。
1. 明確な基準を設ける
2. ベストを期待する
3. 模範を示す




この3点を集約したエピソードとして「父親の登山に同行し、
4時間の間寄り添って耳元で応援しつづけた娘の行動」こそが...
リーダーシップであるというエピソードは非常に明確で印象的に残った。
つまり「相手(部下)を信用して、ストレッチ目標を示しながら、
忍耐強く応援すること。そして、自分は模範的な精神・行動で常に
前向きな姿勢を示すこと」であると解釈した。ただし、その前提として
次の2点がとても大切である。

・適切な目標を決める力
・ほめ上手であること

適切な目標を定めるには、自分達の目指す方向性をしっかり見定めることが大切だ。
以前「人は分単位で時間を大切にして、年単位で時間を無駄にしている」と
言った人がいた。目的地が異なると、折角努力をしても思ったとおりの業績に
結びつかなくなってしまう。3年~5年先の目的地を適切に見さだめて、
その目的地にたどり着くように目標を定める必要がある。
また目標を定めるにあたっては「2. ベストを期待する」でも述べているとおり
ストレッチをかけた目標を定めて、達成できるように支援していくことが大切だ。

ほめ上手であることは、部下に対して感心をもち、良いところをほめた上で
足りないところにアドバイスをすることが大切だと考えている。
トレーナーは人を伸ばすために8割を褒めて、足りない部分について2割程度で
アドバイスをする。このようにほめながら人を育てることが大切だ
ただし、やはり自分が模範を示しことは大切だ。人を育てたいのであれば、
すくなくとも自分も何らかの領域に対して自分自身を高めるための努力をしている
ことを示し必要があると考える。そうでなければ、部下は私の言葉にやらされ感を
感じて、素直には努力できないのではないかと考える。

以上。